イランイラン
(画像はお借りしました)
タガログ語で『花々の中の花』という意味。
甘美で華やかな香りが印象的な精油です。
夏は五行でいうと『火』の要素の時期。
五臓は『心』が当てはまります。
イランイラン精油はこの『心』への鎮静作用があるとされています。
過剰な神経の緊張を和らげたり、イライラした気持ちを鎮めたり。
平常心を養います。
気持ちの高ぶりを鎮めるけど、強壮してくれる。
大事な試合や試験の前、
人前で話さなければならない時などの緊張感を
フッとほぐして、力づけてくれます。
それから、この精油の大切なキーワード
『官能』。
自分の中にある官能性って、恥じらいや罪悪感などで
知らずに押しとどめてしまっている人が多いのではないでしょうか。
その本能的な喜びと感情の絡まりをほぐし
素直に表現できるよう促してくれるのがこの精油です。
官能性(セクシャリティー)というのは、生きる力そのものでもあります。
そこに感情的な滞りがあると、
陰気(熱を冷やし、保湿し、鎮静させるなどのエネルギー)の潤いが失われ、落ち込みや孤独感がうまれます。
肉体的(心身・シン)な喜びと、
精神的(神・シン)な喜びとを統合させることで、
本質的ないのちの歓びを体験できるのではないかなぁ。
『スピリットとアロマテラピー』という本の中では、
「(イランイラン精油は)私たちの心の扉を開き、さらに中心を失わせないように働きかけます。
内側を統合させ、外側は融合させて、私たちの可能性を開かせるのです」
とあります。
内側は心身と神との統合、
外側は男性性と女性性、霊性と物質の融合。
わたしはイランイラン精油を『熟女のための精油』と言っているのですが、
お年頃(更年期前後)の女性がよく好まれる香りなんです。
カラダの変わり目を上手に迎え入れ、過ごせるためのヒントが
このあたりに隠れているからかも?なんて考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿