ヴィジョンが叶う時①
そして、当日。
河口湖の北岸にある中学校へ出かけました。
先生直々、看板を用意してくださいました。
コーノスケ先生。現在こちらの中学校の校長先生でおられます。
いつもは、どんな生徒が使っているのかな?
あなたの席、今日少しだけお借りしますね。
ヘルマン・ヘッセ
『少年の日の思い出』がこの日の題材。
ところで、
今回の特別授業をすることになった成り行きはというと・・・・・
同級生のMが、
「自分は、コーノスケ(呼び捨て)の授業が楽しくって国語を好きになった!
今、中学生の自分の子供達が国語が苦手なんだけど、
コーノスケ(また呼び捨て・笑)の授業を受ければ好きになるかも知れない!!!!!」
と、これまた別の同級生Mと雑談したのが始まり。
それから数年後、先生に直談判し、二人の思いが形になったというわけ。
面白いのが、
そこに、知らずと、私の思いも繋がっていたこと。
同じヴィジョンを共有していた♡。
さてさて、授業がはじまります。
中学生時代、コーノスケ先生の授業は受けたことのない私。
隣の席には、
言い出しっぺMの息子、これまたMくんと、
別の隣には、都留文科大学大学院生の、
あ、これまたMさんが。
3人が1グループになって授業に参加します。
「はい、ではまず、先生が一通り読んでいくよ。
最後まで読むと25分かかるから。
聞きながら、気になるところに短く線を引き、
マークをつけていってね」
気になるところにマークを付けるとは、
たとえば、分かったことには「!」
疑問に思うことには「?」
心情にふれているところには「♡」
など。
「疑問こそ読みのエネルギー」と先生は言います。
よい問いがもてる人は、よい答えに最も近い人。
よい問いに出会うために、このマーキングはとっても大切なのだとか。
先生の授業を受けていた人は、
「懐かしい〜」と声を上げています。
初めての私は、新鮮!
先生が一通り読み終わるとすぐ、
小さい紙が回ってきました。
「感想や、疑問に思った点を簡単に書いてね」
と、そして回収した全員の紙を一枚の紙に印刷し、
みんなの意見を読み合い、
ここから、この日授業で取り上げる『共通の疑問』を見つけ出します。
似たような感想はひとつにし、
とってもユニークな視点からみた意見も取り上げて、
生徒自らが、授業のテーマを創り出すのです。
「だから、毎回新しい発見があるんだよね」と先生。
グループ毎、意見交換をしていきながら、
「私の意見」
「仲間の意見」
「先生の意見」
を知った上で、
「私の意見 2」に到達していく。
このプロセスって、豊かな人間関係を築いていくのにとっても大切だよね〜。
自分の意見をしっかり持ちながら、
他の意見を、自分の中に取り込み、
まぜこぜして、
新しい意見を産み出す。
多角的なものの見方や、捉え方が出来るようになるって、
世界平和への第一歩?なーんて、ね。
『世界平和・・・戦争のない世界』
コレ。
冗談じゃなくて、本気で考えているの、私。
今回のヴィジョンが実現したことで、
より強く思うようになった。
これまでは、自分がみているヴィジョンだから、
自分が主体となって行動して現実化させる!とい考えていたから、
出来ることが限られちゃうんじゃないか・・・。
でも、そればかりではない。
ヴィジョンは共有している。
今回、それをわかりやすく体験できた。
“わかりやすく”、というのは、
きっと、他にもこのようなことはたくさん起こっているんじゃないかな。
私が気づいていないだけで。
別の言い方をすると、
『すでにヴィジョンは叶っている』
戦争の絶えない現実は、
戦争があるのが当たり前の人々のヴィジョンの現れだとしたら???
もっともっと本気で、
戦争のない、
穏やかな
豊かな世界を
もっともっと積極的に
ヴィジュアライズ 視覚化しても良いんじゃない???
これは、私の意見。
あなたの意見を聞かせてね。
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