昨日は、養生アロマ教室でした。
この日は、参加者のお一人、Tさんのこんな一言から教室の流れが生まれました。
「来週、大きな仕事があってその準備やら何やらが立て込んでいて、(そのせいか)肩の辺りが重いし、心配で気が重いの〜。でも楽しんでいる部分もあるのよ。そのちゃん、どうしたら良い?」
養生アロマ教室のベースになっているのは、東洋医学の「陰陽五行説」という考え方。
とってもシンプルに宇宙の仕組み、自然の摂理を表しています。
「木」「火」「土」「金」「水」5つのエレメントからなる五行説に沿って、季節にあった養生のための精油選びをするのですが、
この日は「陰陽」の観点から、Tさんのテーマを一緒に考えることになりました。
まず、「肩が重い」という症状。
原因を探っていけば「運動不足」や「パソコンやスマホで〜」、「ホルモンバランスの乱れ〜」など、色々と見つかるでしょうが、
この日はあえて、シンプルに。
現状をエネルギーの状態、氣の状態に置き換えて、
いつもとは違った視点から観察していきます。
自然は全て『陰陽』という相対するエネルギーのバランスで成り立っています。
朝と夜
熱いと冷たい
オモテとウラ
男と女
上と下
軽いと重い
虚と実
などなど。
これらのバランスが絶妙なときには、調和が生まれ、美しく、軽やかなエネルギーが漂います。
逆にバランスが崩れている時は、ギクシャクしていてトゲトゲしく、重苦しい感じになります。
自然界では、軽いもの(陽)が上に、重い物(陰)は下にいく性質があります
気が重い、肩の荷が重いというのは、
下にあったほうがバランスが取れるものを、
あえて上に持ち上げているから苦しいと考えてみましょう。
Tさんの場合の
楽しんでいる側面を『陽』とすると、
プレッシャー(責任感とかやりがいとか)は、そのことを考えると気が重いので
エネルギー的には『陰』のエネルギーに分類するとします(陰陽は相対的なので、状況に応じて変化しますよ)。
陰は下にあるのが心地よいのですから、
プレッシャーを重荷に感じるのであれば、
下ろせばいい。
誰かに少し持ってもらうとか。
一人で抱えすぎているのかもしれないな、と捉えてみます。
もし、それができない!というのであれば、
イメージ力を使います。
肩に乗っている重みを、足元の方へ移動させるんです。
イメージで。
?????って思います?
やってみて下さい。笑
さて、
なぜわざわざ、下にあればいいものを、上に上げてしまうか。
上とは、思考です。アタマ。
陰のエネルギーの方が
密度が濃いのですね。
だから、このような思いは実態があるように勘違いしやすく、
思いを寄せやすいのです。
「こうしなければならない」
「成功させなければ」
「失敗したらどうしよう」
「できないと思われたくない」
云々カンヌン。
そういう思考癖がカラダに緊張感を与え、
肩に力が入っちゃうんですね。
陰のエネルギーは、
コツコツと、
地に足をつける、
実践する
形にする
物質的・・・。
何かを実現させるには、陰のエネルギーってとても大切なのです。
ワクワクしているだけでは、楽しいだけで終わってしまいますが、
陰のエネルギーで土台をしっかり保ち、
ワクワクの陽エネルギーがウキウキのヴィジョンを保つことで
全体的な調和が生まれます。
上へ行くエネルギーは上へ、
下へ行くエネルギーは下へ。
エネルギーの質を捉えて活用するのです。
すると自然と、中心点があったことに気づきます。
ハートです。
物事の動機が発動するところ。
何かを「やりたい!」というのは、
頭にヴィジョンが浮かんでいるのでは無いのですね。
全て、ハートからはじまります。
バランスを崩しているな?と気づいたら、
ハートに戻ればいいんです。
つづく。
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